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レッドブルが世界で52億本売るためにやったこと

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レッドブルが世界で52億本売るためにやったこと】

レッドブル、翼をさずける」のキャッチコピーで有名なレッドブル

この会社が行っているマーケティング戦略と活動は、とても学びが多いと感じています。

上場していないので、企業の内部のことはベールに包まれていますが、見える範囲での彼らの戦略は、他のあらゆる企業とも違っていて、差別化できています。

他の飲料よりも100円以上高いにも関わらず、世界中で愛飲されていて、2012年には世界165カ国で52億本も売れたそうです。

活動としてはスポーツイベントやカルチャーイベントの開催、スポーツチームの所有など、多岐に渡っていますが、これはレッドブルの会社の特徴が現れているのです。

レッドブルは「飲料会社」ではなく、「マーケティング会社」、もっと言うなら、「ブランド・マーケティング会社」です。


これまでの会社の歴史を見ても、他とは異なっています。


まずは「世の中に打ち出したいコンセプトを固める」ところから始まり、その内容にマッチする「売れる商品を作り込む」。

次に「イベントを開いて、ファンを増やす」ことを行います。リアルのあらゆる活動、サンプリングやスポーツイベント、カルチャーイベントの開催など。

そうしてファンを増やして「口コミが起きる状況」を作っていきます。

その上で「ソーシャルメディアで活動する」ことで、口コミを拡散していきます。


これらの活動をじっくりと時間を掛けて熟成させているからこそ、他とは違うスペシャルな企業が出来上がっているのだと思います。

まずはコンセプトを固めて、商品を作り込むところから。ビジネスでもプライベートでも、何か新たなことを始めるのであれば、このプロセスを辿っていくと、大きく花開く可能性が高まるというわけです。


書籍などは少ないですが、レッドブルの動きを見て、これからも多くを学んでいきたいと思っています。